「幸せのかたち」の泰継さんバージョンです。
この話は、このサイトを開設する三ヶ月ほど前、「幸せのかたち」を書き上げた後、元ネタができました。「幸せのかたち」は、神子と共に異世界へ旅立つ泰明さんの幸せを祈るお師匠を書きたくて作ったものだったのですが、何だか泰継さんが可哀想な気がしてしまって……。それで同じ設定を使って作ったのでした。お師匠はきっともう一つの精髄だった泰継さんの事も、泰明さん同様思ってくれていたのではないかとの希望を込めて(笑)。
それから九ヶ月もの間放置されていたこのネタを急遽書いてみようと思ったのは、私も参加させて頂いている「陰陽同盟」様の企画に投稿されていた、芙龍紫月様のイラストがきっかけでした。ちょうどこの話と同じシチュエーションの素敵なイラストだったのですよ。フリーだったので即攫ってきて(笑)、拙宅にUPさせて頂くのに合わせて、眠り続けていたこの話も発表させて頂く事にしたのです。だからこの話が日の目を見たのは芙龍様のおかげです。訳あって、このままボツにするつもりでいましたから。
しかし……。
泰継さん、プロポーズをしてしまいました……。元ネタにはこんなシーンはありませんでした。単に晴明様の声を聞くだけで。相変わらず好き勝手な言動をするうちの継×花。手綱を取るのが大変です(笑)。でも、やはり通い婚は嫌だったみたいですね、二人とも。継さん、非常にストレートな妻問いをしていますし。
読んで下さった皆様、ありがとうございました!
頂いた芙龍様のイラスト&綺羅様の創作は
こちら。
【追記:2003.11.28】
この作品は、「陰陽同盟」様の企画「冬」に投稿させて頂きました。