あ と が き
「連理」の翌日の天地玄武のお話。泉水さん視点です。
「迷惑」というお題を見た時最初に浮かんだのは、「ご迷惑をおかけして〜」という台詞が多そうな永泉さんでも泉水さんでもなく、話の冒頭に書いた北の札を入手した後北山で泰継さんが泉水さんに言った言葉でした。初プレイでこの台詞を見た時、「やっぱり泰明さんとは違う人なんだな」と思ったことを、13年経った今でも覚えています。それだけ印象的な台詞だったのですよね。
泉水さんから見た泰継さんっていう話を以前から書いてみたかったので、泰継さんの第四段階の前後で泉水さんが色々と手助けして、より一層打ち解けた「連理」の番外編という設定で挑戦してみたのですが、難しかったです。ただ、実際に書いてみて、泉水さんは最初の内は泰継さんのことを「雲の上の存在」的な目で見ていて(能力的にという意味で)、常に気後れしている印象があったのですが、最終的には肩を並べて戦える頼もしい相棒になれたんだなと思いました。
またまたお題から少し外れた話になってしまいましたが、最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございました!