あ と が き
梅雨の季節に合わせて何か創作が書けないかなあと思って、書き始めたお話でした。
しかし、何でこんな話になっちゃったのやら。甘々なのは新婚さんということでお許しを(笑)。
自分で書いておいて言うのも何ですが、花梨ちゃんの何気ない一言に、泰継さんがあんな反応を示すとは思いませんでした。同じ事を泰明×あかねで書いていたら、多分違う展開になっていたと思います。泰明さんだったら、「なぜ木と土がないのか」と追究してくるんじゃないかなあ。長い年月を生きてきた分、泰継さんのほうが内面が複雑で、繊細な性格をしているように思います。
雨が似合う場所ということで、北山を舞台に選んだので、この話は京ED後の設定になっています。私は基本的に京ED派なのですが、泰継さんだけは現代ED派です。やっぱり泰継さんは泰明さんと違って普通の人と違っていることを京の人に知られすぎているので、無事に人となった後も暮らしにくいんじゃないかと思うので。ゲームでは、「あなたを『化け物』呼ばわりする人のいるような所には置いておけないわ」と、さっさと現代へお持ち帰りした私です(笑)。
読んで下さった皆様、ありがとうございました!